2017年7月

 

 

 

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■ 鈴鹿8耐

2017年7月31日(月)_

 

 

 

2014年以来3年ぶりに足を運んだ鈴鹿8耐。

今年も金曜日朝から鈴鹿入りし、丸3日間「8耐」を楽しんできた。

 

ガレハラにとって3年ぶり、そして原田さん自身にとっては最後の挑戦となる今年の8耐は、トライアウトでの出場権獲得は叶わなかったものの、外国チームの出場辞退により主催者推薦枠での出場が急遽決まった。しかし原田さんにその通知が届いたのが全日本もてぎRd.の真っ最中、あまりにも短い準備期間に原田さんも喜ぶと云うよりも「決まったかぁ...。」と苦笑いしていたことを思い出す。

 

8耐ウィークに入り、ガレハラは決してムリをせず最下位ながらも着実に予選をクリアし日曜日の決勝を迎えた。スタートライダーは第2ライダーの田中さんが担当、スタートからムリをせず序盤のラップを重ねていく。ところが、スタートから17分後の11:47に想定外のピットイン、一度ピットアウトするものの再びピットインしてしまう。様子がおかしいと慌てて4番ピットに戻ると、エンジン周りに致命的なトラブルが生じてしまった様子だった。

エンジン担当のスタッフがエンジンをバラして状態をチェックするが、この状態では走行できない=リタイアしてもおかしくない程のトラブルだったが、原田さんの判断は「修復」、そこからライダーアドバイザーとして鈴鹿入りしていた田中さんも加わりトラブルが生じたエンジンとスペア・エンジンの同時 ‘全バラ’ が始まる。

 

コース上では8耐らしいトップ争いが繰り広げられていたはずだが、4番ピットでは凄まじい勢いでエンジンの全バラが進められていた。ヘッドを開けるとかミッションをバラストかそんな生半可なレベルではなく、腰下まで正に文字通り ‘全バラ’ だ。全バラにより壊れた部品が特定されると、スペアエンジンの部品が移植され、今度は元通り組み上げ直す作業に移行する。

「老兵」ZX-10Rに載せられた ‘ニコイチ’ エンジンが息を吹き返したのはゴールとなる19:30まで1時間半ほど前の17:50頃、レース走行に耐えられる保証の無いエンジンであることは間違いものの、正にガレハラ・スタッフと田中さんの執念とも云える作業でエンジンが甦った。

 

やがてZX-10Rがピット前に出されると、原田さんがゆっくりとマシンに跨がり、ゴール5分前となったところでゆっくりとピットアウトして行く。その時、ガレハラだけでなく周りのプライベート・チームからも大きな拍手が沸き起こった。

 

ゴールタイムとなる19:30を迎え、次々とゴールラインを通過するマシンに混じって、原田さんとZX-10Rも無事チェッカーを受けた。

公式リザルト上は、走行時間こそ8:01'01.261と記録されるものの周回数は僅か10周、トラブルが生じる前に中山さんが走った8周と再スタート後に原田さんが走った2周の合計だ。当然ながらこの周回数では規定周回数(トップの75%=162周)を満たせる訳もなく完走扱いにはならなかったが、それでも記録上は8時間を走りきったことに変わりはなく、原田さんの執念の結果だ。

 

トップ争いは、No.21 YAMAHA FACTORY RACINGが3年連続で優勝、Kawasaki TEAM GREENが2位、そしてF.C.C. TSR Hondaが3位に入賞し表彰台に登った。TV中継の中の、まるで別世界のレースとさえ思えるようなそのレースと「同じ土俵」での、ガレハラのわずか10周での最下位でのゴールなんて全く話題にされることはないが、それでも自分は初めてガレハラを本気で応援した2013年と同じくらい感動したし、本当に素晴らしいものを見せてもらった。チームオーナーの原田さんはもちろんだが、今年はそれ以上に、田中さんを含むガレハラ・スタッフのとてつもない頑張りにとても感動させられた。

 

8耐が終わり少しのんびり...と云うワケにはいかず、3週間後には全日本第6戦が待ち受けている。ガレハラは ‘ニコイチ’ エンジンをもう一度全バラしリビルトしなければならない。

原田さんのブログに「自分にとっておそらく最後となるであろう...」と、含みのある表現が記されている。来年の事なんて何も判らないが、勝手な事を云わせてもらえるならば、8時間をしっかり「走りきる」レースで8耐挑戦を締めくくって欲しいと思う。

しかしその前に

  ・第6戦 もてぎ2&4

  ・第7戦 AP2&4

  ・第8戦 岡山国際

の3戦をしっかり走りきり、出来ればポイントを獲得して最終戦鈴鹿を走る姿を見せて欲しいと願うばかりだ。

 

なんにしても「原田さん、ガレハラスタッフのみなさん、本当にお疲れさまでした!!」

 

 

 

 

■ SS Killers

2017年7月25日(火)_

 

 

 

先週の日曜日、長男がSS Killersに出場するというので急遽桶川へ。

3月のケガでレースから離れていた長男はエリア戦ではなく走り慣れたSS Killersを復帰戦として選んだようだ。聞いた話では出場を決めてから1週間のうちに3回も走りに行ったとか。よくそんなに休みが取れるな...。(苦笑)

この日は朝から曇天、そして彼がエントリーしたクラスの決勝レースが始まる少し前に本降りの雨となり、「転けなければ良いが...。」と少し心配になったが、ズルズル滑るタイヤで悪戦苦闘しながらも何とかゴール、本人はどう思っているか判らないが、とりあえずひと安心と云うところか。

 

SS Killersの前日土曜日は ‘彼’ に手を合わせに。

あの時からもう5年、昨年も似たような事を記した覚えがあるが、5年も経った様な気がしないような、ずっと昔のような、そんな気がしてならない。

彼の命日に合わせて毎年彼がいた職場の仲間と彼の家に手を合わせに伺ってはドンチャン騒ぎになってしまい迷惑をかけていないかと気にあるばかりだが、ナゼか彼の家族の皆さんが喜んでくれる。彼の家族にとって職場の仲間が訪れると云うことが彼の存在、生きた証のひとつになっているのかもしれないと思う。

 

今週末はいよいよ8耐、原田さん&ガレハラにとっておそらく最後の8耐となるはずだが、これほどライダー・チームに近いところから8耐に接するのもこれが最後だろう。

その鈴鹿、いろいろ思案した末に以前と同様に金曜日朝からサーキット入りすることにした。全日本もそうだが、原田さんの(8耐での)走りが見られるのはこれが最後と云うことがピンと来ないが、暑さに負けない程度にめいっぱい楽しんでこようと思う。

 

 

 

 

2017年7月19日(水)晴れ

 

 

 

いよいよ来週に迫った鈴鹿8耐。

原田さんのFB投稿で、2013年,2014年のガレハラ第3ライダーだった田中さんが8耐(土日)に鈴鹿に来ることを知った。田中さんは残念ながら今年の8耐を走らないが、アドバイザーとして参加することになったそうだ。個人的には2014年のトリオ(原田・中山・田中組)で走って欲しかったが、第3ライダーに安達選手を起用したのには原田さんの考えがあってのことだろう。田中さんの分まで、と云うのは烏滸がましいかもしれないが、安達選手に頑張って欲しいと思う。

 

改めて、‘バイク’ を通じて多くの人達と知り合えたことを嬉しく思う。原田さんをはじめガレハラに関わる沢山の人たちもそうだし黒川さんやSPEEDで繋がる沢山の人たちもそう、職場でもそうだし旧来の知人もそう、‘バイク’ と云う共通点を通じて沢山の繋がりができたこと。田中さんで云えば、2013年の8耐で知り合ってからこれまで数える程しか顔を合わせたことがないのに、「田中さんが鈴鹿に来る」と云うだけでどこか嬉しくさえ思うほどだ。3年前にツーリングで佐世保を訪れた時も、とても喜んでくれた覚えがある。そんなことを考えると原田さんにも黒川さんにも本当に感謝しなければいけないと思う。

 

今年の8耐はどんなレースに、どんなドラマになるのだろう?

 

 

 

 

■ もて耐予選

2017年7月12日(水)晴れ

 

 

 

7/8-9に行われたもた耐予選。

7/8(土)は練習走行のみだったので7/9(日)だけもてぎへ足を運んだ。この日は梅雨時だというのに真夏さながらの暑さとなり、コースサイドで撮影したせいか、若干熱中症気味になったかもしれない。日頃暑さを感じない場所にいるせいだろう、月末の鈴鹿8耐は大丈夫なのだろうか?(笑)

 

今年で20回目となるもて耐はちょっと複雑なレースになり、7/9は予選にも関わらず3時間耐久で、これを勝ち残らないと8/25-26の11時間決勝に駒を進めることができない。

 

今年のもて耐、ガレハラは原田さん自身が鈴鹿8耐に専念すること+マシン・オーナーの曽我さんの都合もあるとかで出場を見送る一方で、SPEEDは3年連続の出場となる。

7/9に行われた予選には、第1ライダーに必然かつ強制で勝手に決められた(らしい)黒川さん、第2ライダーを高平隊長、そして第3ライダーには急遽抜擢されたガッツ野村さんと云う布陣で臨むことに。ちなみに監督は6月の全日本もてぎで重傷を負ったダニさん、あれだけのケガを負ってしまったのに大丈夫なの?とあちこちで心配されていたが、どうやら本人はジッとしていられない性分らしい。(笑)

 

公式通知によれば8月の11時間耐久決勝の出場枠は最大77台、そのうちシード対象枠が7台、主催者招待枠が4台、残りの66台を予選で争うことになるが、そのうちSPEEDがエントリーするNST-CBR/NST-G310クラスは14台と云う枠が割り当てられており、その枠を21台で争う。

第1+第2ライダーの1発タイムの合計で3耐予選のグリッドを決める ‘タイムアタック予選’ は黒川さんと高平さんが走り21番手のタイムを記録し3時間耐久予選を18番グリッドからスタート、野村→高平→黒川と繋ぎ地道にポジションを上げていく。そして最終ラップでガス欠症状を起こし順位を2つ下げてしまいチームを慌てさせたものの、終わってみれば総合12位/クラス5位で無事11時間耐久決勝に駒を進めることができた。

 

8月の決勝レースは

 8/26(土) 14:30-19:00(4.5時間)

 8/27(日) 08:30-15:00(6.5時間)

の合計11時間と云う変則的なレースで争われるが、土曜日の日没が18:18分なので、もてぎとしては初の夜間走行になるのだろうか?ちょっと楽しみだ。

 

SPEEDは、その決勝レースをどんな布陣で走るのだろう? 当初は予選のみスポットだったガッツさんが思いの外?良いタイムを記録で案大した走りを見せたので決勝も走ることになりそうだし、11時間と云う長丁場で最大6名の登録が可能とのことなので、それも楽しみだ。

 

 

 

 

 

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