勝手気ままなBike Touringの記録

【 No.49:あまりにも代償が大きかったけど楽しくもあった...  − 栃木県那須塩原〜茨城県高萩方面 −(2013923日(月))

 


 

 

黒川さんに、ツーリングに誘われた。

その時点で、どんなツーリングになるのか、いろいろ想像(妄想?)していたけど、まさかこんなこといなるとは思いも寄らなかった。結果から云えば事故を起こしてしまった 。

ただ、こうしてその記録を残しておこうとPCを弄っていられるだけでも不幸中の幸いだ。ひとつ間違えば間違いなく死んでいてもおかしくないのだから...事故なんてそんなものかもしれないが。

 

 

黒川さんから連絡を頂いたのは1週間ほど前。

 「塩原から高萩へ抜けて美味しいものを食べに行きましょう。

これだけなら普通のツーリングなんだけど、そこに「塩那スカイラインを少し走って」と云うのが聞こえてきたものだから、「こりゃ‘走り’に行くぞ。(笑)」と。(ちなみにこれと事故とは全く関係ないです。)

そもそもレベルが違うことは最初から判っていたし、黒川さんから聞いた一緒に行く人達も(たぶん)それなりに走る人達(後で聞いたらサーキット走行をバリバリに楽しんじゃう人達。)みたいだから、逆にその人達の走りを見てみたいと云うのもあった。

 

もちろん皆さん分別のある良い大人、‘公道暴走族’になんかならないことは当たり前。

ただ、公道と云うロケーションで、十分にマージンを持って、それでも自分とは違う‘異次元の走り’(大げさすぎ?)なんだろうなぁ...と云う勝手な想像もしていた。

そんなワケで多少の緊張感を持ちつつ(黒川さん以外はみなさん初対面だし)、楽しんでこよう。

 

 

 

※ちなみに直前にレーシング・ブーツを新調したのはナイショです。(笑)

 

 

 

 


 

 

 

東北道大谷PAにam8:10集合ということなので、自宅をam6:30過ぎに出発。

 

なんか天気がすっきりしないけど、予報では北関東方面の天気ははまぁまぁ良さそうな感じなので、特にカッパも持たず身軽に出発。

 

久喜ICから東北道を北上しam7:40頃大谷PAに到着。

 

黒川さんの姿はまだ無いし、停まっていたのはHarley(だったかな?)とGSX-R、ZX-14Rだったので、(黒川さんは)「まだ来てないのかな?」と思ったら、到着早々「倉田さんですよね?」 と話しかけてくれたのはGSX-Rに乗る(飯塚)繁さんでした。

ほどなく黒川さんも到着、でも黒川さんが到着するまでの繁サンの話が最初からおもしろくてしかたがない。(笑)

 

 

 


 

 

 

この日の参加者は、黒川さん(ハヤブサ)の他に、黒川さんの友人の繁さん(GSX-R1000)と‘アニキ’こと瀬下さん(ZX-14R)、考えてみたらメンツもメンツだ しバイクもバイクだ。(笑)

 

まずは鬼怒川から日塩有料道路を抜けて塩原へ走るルートを走るとの事。

 

 黒川さん 「鬼怒川でガソリン入れるから。 でもそこまで持つかなぁ?」

 繁さん 「えーっ?、ツーリング行くときは普通満タンにして来ますよぉ?! ここまで2Lくらいしか減ってないですよ!!」

 

ここでいきなり黒川さんと繁さんのボケと突っ込みのような会話。ボケても突っ込んでもいないハズなんですが。(笑)

 

東北道から日光有料道路へ。

さすがにリッターマシンのツーリング、加速するときのスロットルの開けっぷりが豪快と云うか、‘加速度’がハンパじゃないって云うか。もう、いきなり面食らって必死について行く感100%。(笑)

それは良いんだけど、なんだか黒川さんの隼、リア・ウィンカーの方向が逆だな...。(笑)

 

 

 

 

鬼怒川のG.Sで給油もそこそこに、片隅でウィンカーの結線を直す黒川さんと、それを傍観する繁さん。

この2人の会話はとにかく最高です。(笑)

 

 

(黒川さんのFBより引用させて頂きました。)

 

 

日塩有料道路に入った途端に、さっさと置いてかれました...。(汗)

 

路面が霧雨で濡れてる云々以前に、一番感じた違いは、高速に入るときと同じように、コーナーの立ち上がりでの加速って云うか 、スロットルを開ける早さって云うか。

他の3人は余裕で走ってたんだろうけど、それでも自分より遥かに早い時点(地点)でアクセルを開けていくから、コーナーを抜ける度にどんどん離される...。

 

 

 

 

 

結局、途中の料金所で待っててもらうまでほとんど単独走行...。(笑)

まぁこれは想定内、だだ何がどう違うのか、ホントはもっと観察したかった。

 

 

中腹を過ぎれば雨も止むかなぁ...?と思っていた日塩有料道路、反対に霧雨→小雨になってしまい、もちろん路面もウェットで楽しく走れません。

さらに、塩原の温泉街まで降りれば雨も止むかと思いきや、相変わらず小雨がパラついている。

 

 

黒川さんはそれでもこの日の最初の目的だった塩那スカイラインに未練があったみたいだけど、その方角は完全にガスの中。

結局、また次の機会にと云う事であきらめて高萩方面へ向かうことに。

 

 

 


 

 

 

 

塩原から大田原を抜けて国道461号で袋田の滝辺りを抜けて高萩方面へ、と思っていたら途中で適当に脇道に入っていたらしい。(笑)

走ってきた県道321号が狭くなったところで臨時休憩。

 

 

黒川さんはこのまま直進(写真の奥)しようと云うけど、繁さんは困惑した顔で

 「もっと普通の道走りましょうよ。こんなのオフ車でしか走らないですよ!」

確かにそんな感じがする。少なくともリッター・マシンで走る道ではなさそうだ。

 

そんな時、2台のオフ車が通過しながら挨拶してってくれた。

 

  黒川さん 「ほら、おいでって云ってるよ。」(^^)

  繁さん 「そんなワケないでしょ⁉」(ー ー;)

  黒川さん 「行けるよ、県道だし。」

  繁さん 「バイクが違うでしょ、バイクが!」

 

そして、この2人のやり取りを笑いながら静観しているけど、でも直進はムリだと思ってる‘アニキ’瀬下さん。

こんなやり取りをしばらくした後、渋々折れた黒川さんの妥協点は県道28号(バイクが向いている方向)へ。

ナビで高萩へのルートを検索するとそっちへ進めと一応は表示されるので行き止まりと云う事はなさそうだけど、車1台がどうにか走れるような幅の山道にしか見えない。

 

   黒川さん 「ほら、ナビでも行けるって。」

   繁さん 「止めましょうよこんな道!、前から車が来たらすれ違えないじゃないですか?!」

 

来た道を5分ほど戻れば普通に走れる道があるらしく、繁さんはその道迄戻りたい。しかし黒川さんはひたすら‘山’に進みたい。黒川さんはイノシシなのか?ウサギのハズだぞ?(謎)

このやり取りだけでも10分位、ワタシひたすら笑っぱなしです。(笑)

 

結局、瀬下さんが先頭を走る事で妥協したのか、繁さんも渋々同意し林道県道28号を進む事に。

でもやっぱり、舗装こそされているものの小石や小枝がゴロゴロ散乱しているオフ車向け道路、でした。そこを4台のリッターマシンがしずしず 、ノロノロと走って行くんだから笑えます。

繁さんきっと「ありえねーよ!」と思いながら走ってたんだろうなぁ。(笑)

 

 

 

 

15分ほど‘林道’を走ってようやくまともな路面の道に。ずっと県道28号なんだけどね。

その県道が国道18号に合流する交差点(大子町の下野宮駅近く)で再びひと休み。

 

後は国道で高萩に向かうはずなんだけど、ここでも黒川さんと繁さんのトーク炸裂。(笑)

繁さんはせっかく海沿いに行くんだから海の幸と云うか魚系を食べようと云っているのに黒川さんはナゼか肉系 、オマケにオレに判断を求める。(汗)

 

毎回毎回、繁さんと黒川さんのビミョウなズレトーク?!がおもしろくてたまらない。いや本人達はマジメと云うか普通に話してるんだろうけど...。

そして瀬下さん、そのやりとりをニコニコしながら聞いてるってことは、きっといつものことなんだろうな。(笑)

 

 

結局、高萩の国道6号沿いの、海の幸系のお店に行くことに。

 

 

 

 


 

 

 

ツーリングの写真はここまでです。

 

 

県道321号/28号の分岐以降は瀬下さんが先頭を走り、 その後ろに繁さんが続き、そして3番目の黒川さんの後ろを自分が走る。黒川さんは(おそらく)後ろを気にしながらある程度のペースで走ってくれていたと思う。

先行する3人は普通に走っているんだろうけど、自分は正直なところ‘そこそこ’一生懸命(必死と云うワケじゃない。)、まぁ確かに‘それなり’のペースで走ってたからなんだけど、前を走ってくれている黒川さんのスムーズな走り方を追いかけていると、怖さを感じるような事もなかったし、もちろんムリして走ってるつもりもなかった。

Rの多少キツいコーナーは黒川さんも軽くハングオフ気味にしてたけど、自分もそれを真似て黒川さんラインをトレースするような気持ちで走る。

前を走るライダーが国際ライダーなんてちょっと信じられないよなー、「オレ、黒川‘選手’の後ろ走ってるんだぜ?(笑)」なんてのんきなこと考えながら、走る事が楽しくて仕方なかったです。

 

 

途中で休憩の時に何度か4台のリアタイヤを比べて見たんだけど、自分も今までよりはしっかり縁までタイヤを使って走っていたし、他の3車も同じような感じだった。

ただ、違ったのはタイヤ表面の状態、やっぱり立ち上がりでのスロットルの開け方が自分とは違うんだろう、開けるタイミングもパワーのかけ方も、他の3車はリッターマシンのパワーをしっかりと使っている感じで、それがタイヤにも現れている気がした。

 

そんなことを考えながら、一般道のワインディングを楽しみながら走っていた。「オレってこんなに走れるの?」とも思った。もしかしたらそれが気の緩みになったのかもしれない...。

 

 

 

 

 

国道349号沿いの‘ラーメン屋ようちゃん’の前を通った事ははっきり覚えているが、その後は土地勘が無いことも加わってさっぱり記憶に無い。(忘れてしまった、と云う感じと違う。)

相変わらず黒川さんに引っ張ってもらって、自分なりに今までとは違う走り方で楽しく走っていたはずだった...

 

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気がついた時、自分は道路の上に横たわっていた。

視界の端には、黒川さん達の姿と、ZZRの砕けたパーツが見えていた。

ただ、何が起きたのかはさっぱりわからなかった。

 

(救急隊の人に)「ズボンを切って良いですね?」と聞かれ、「はい」と返事したような覚えはある。

繁さんか誰かが、家族に連絡するからと云うので、スマホを渡したような覚えもある。

その時は身体の痛みも無く、起き上がろうとしたけど、担架か何かの上で固定されていたせいか動けなかった記憶もある。

 

まだボーッとして、成り行きに任せている(と云うより、それ以外何もできなかった。)うちに救急車に乗せられ、さらにドクターヘリへ。

「天井が低いんだなぁ...。」とか、「窓の外は見えないなぁ...。」とか、看護師のお姉さんが「なんかカワイイなぁ...。」とか、なんとなく思っているうちに着陸、また救急車に乗せられ病院へ。

意識が途切れ途切れ(居眠りしていたような感じ)の中で、レントゲンやCT撮影、そのCTは(去年の)ギラン・バレーになり損ねた時の機械より静かだなぁ...と感じた覚えはある けど、それ以外はあまり覚えていない。

 

記憶がハッキリしている(記憶している)のは、ひと通りの検査が終わった後、

特に問題はありません、帰っても大丈夫です。ただ、細かいところまでは見ていないので、もしかしたら骨にヒビが入っているところがあるかもしれません。痛みが続くようなら地元の病院でもう一度診てもらって下さい。

と、さっきのドクターヘリのカワイイ看護師さんとは大違いの、なんとなく頼りないお兄ちゃん先生の説明を聞いたあたりから。

でも確かに、右脇腹と右上腕、そしてどうやら軽く噛んだらしい舌先が痛む以外は特に何ともなさそうだった。

 

淡々とした説明が終わり起き上がろうとすると、猛烈な目眩と吐き気に見舞われ、とてもじゃないが起きていられない状態。(脳震盪だったのか?)

その後、救急診察室(?!)の隣の部屋に移され、促されたベッドに横になっていると、黒川さん達が病院まで来てくれた。さすがにこの時はあまりにも申し訳なく、自分が情けなくて涙が出そうになったことを覚えている。

 

黒川さんの話によれば、軽い下り坂の現場に(リア)ブレーキ痕が数m残っていたらしく、自分はどうやらセンターラインをはみ出し対向車の側面に突っ込んでしまったらしい。ぶつかったのが側面で済んだから良かったようなものの、正面だったら命は無かったかもしれない。

自分が意識して走っている時は、ほとんどフロント・ブレーキのみでスピードを落とすようにして走っていたから、 きっとコーナーの進入でスピードを落とし切れなかったのか、バンクのきっかけを外したのか、何にしても以前の単独転倒と同じ事をしてしまったのは間違いないだろう。

相手方にケガが無かったのが不幸中の幸いだった。

 

黒川さんから相手の方の連絡先を教えてもらい、現地に残されているZZRの引き取りも、瀬下さんがKMAのロードサービスに連絡を取ってくれておおよその段取りを付けてくれた。

その後、黒川さんが車イスで携帯が圏内になる渡り廊下の様な所まで連れて行ってくれ、カミさんに連絡し迎えに来てもらえることに。それが17:00頃だっただろうか?

 

黒川さん達ににはその時点でとりあえず引き上げて頂いて、その後、目眩と吐き気に耐えながら相手方にお詫びの連絡を入れると、相手方はこちらを心配してくれてわざわざ病院まで来てくれた。

その後は時々眠っていたかもしれないが、目眩が落ち着き始めたので警察とKMAに連絡、KMAにZZRの引き上げについて相談している間にカミさんと分身2号が来てくれて、現場でZZRの引き上げに立ち会った後、帰途に。

 

ZZRはカウルやフロントシールド、メーター周りが無くなり、ハンドル周りのスイッチ類もナゼか見当たらない(ように見えた。)

キーをひねるとスモールは着くがメーターが無いのでそれ以上はわからないけど、動力と車体周りはカウルのおかげで大丈夫だろう。ただしフロントカウルやメーターを支えていたピラーは折れていたが...。

ZZRは配送先(修理委託先)が決まってないのでひと晩預かってもらうことに。

 

 

 


 

 

 

翌日、日立市界隈にkawasaki車を扱う知り合いのバイク屋が無いか、ZZRを購入したLIRICA TOKYOに相談してみようと連絡を入れてみたところ、東京までの輸送費もそれほどかからずやってくれるとのことなので、LIRICAで面倒を見てもらうことに。

ちなみに対応してくれたのは購入時にもお世話になった店長の正木さんだ。

 

次は自動車保険、今回の事故は茨城なので水戸センターの扱いになるとのこと。

早々に連絡をくれた担当の女性は、別の件で対応中の越谷の‘元’担当者とは大違い、丁寧で親切でホントに安心させてくれる。

 

そして自分。

日立綜合病院で「なんともない」「全治3日の自宅療養(診断書)」と云われたものの、相変わらず右胸脇が痛む。

「もしかしたらヒビくらいいってるかなー。」と思ったけど、日立綜合病院では湿布の1枚も出してくれなかったので近くの整形外科で診てもらったら、案の定どころかポッキリも含めて6本も折れてたのには驚いた。

「驚いた」で済んでいるから良いようなものの、ノリックはこれで (確か)動脈に損傷を与えてしまった(?)事が致命傷となり亡くなった事を思うと、ホントに不幸中の幸いだったのかも。

中川先生にも散々脅されたが(笑)、その中川先生の話では「全治2ヶ月」だそうだ。

最初の1〜2週間くらいが特に痛いだろうと看護師さんの話、でもこの程度の痛みで済んだワケし、こうしてPC弄ってられるくらいだから良しと思わなきゃだ。

 

 

現在は痛みに耐えながら過ごす状態。

‘痛みに耐える’と云っても、なんとなく鈍痛がするのと、咳やくしゃみができないのと、上半身を捻る動きをすると「グギッ」と骨がずれるような音がして痛い程度 。(これが一番痛いかなぁ。)

その他にも多少は打撲や擦り傷があるけどそれらは全く大したことない。

 

 

 

 

黒川さん、繁さん、瀬下さんにはホントに申し訳なく思います。

もちろん、相手方にも本当に申し訳なく思います。

 

決してオーバーペースと云うか、無茶なライディングをしていたつもりはないし、恐い思いをしながら走っていた覚えも全くない。

それまで、コーナーの進入ではほとんどリアブレーキに頼らずフロントのみでしっかり速度を落としていたし、現場はそれほどタイトなコーナーでもないのに、ほんのちょっとの油断がブレーキのタイミングを誤ったのか、とっさにかけたリアブレーキでは速度を落としきれず 結果としてこんなことになったワケで、やっぱり余裕の無い走りをしていたのも事実だと思う。

そこはしっかり反省しなきゃいけない。

 

 

 

自分の身体はもちろんだけど、相当な愛着があるZZRをきちんと修理して再び走らせたい。走るにはそれなりの覚悟(自覚)と家族の了解が必要なことは承知の上で、だけど。

どちらにしても、まずは自分の身体をしっかりと治さなきゃ始まらない。

 

 


 

 

 

 

(改版:2016/09/29

 

 

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