次男は結局?水曜日夜に帰京した。
それ以降、事業主は必死に?連絡を取ろうと自宅にまで電話をかけてくるようになったが、作業者を2人同時(次男と同時に次男が‘兄貴’と呼ぶ人も帰京。)に失った会社は窮地に追い込まれているだろう。
次男が行った‘即日退職’は確かに契約違反になるが、そもそも事業主が1年間も契約を履行しようとしなかったのだから当然の報いだ、と感情的な事は抜きに、色々な意味で防衛策をとらなければいけない。
調べてみると社会保険への加入は労働基準法第15条に謳われている必須事項には含まれないそうだ。だから法令違反とは云えず契約不履行と云う民事の扱いになるが、それも含め会社に対して親名義でこちらの考えを伝えた。
・契約不履行は労働基準法第15条違反であること (←ハッタリ)
・次男の行為は同2項で認められた正当な行為であること (←ハッタリ)
・(いいかげんな)給与明細の違法性を労働基準監督署が疑っている (←春日部監督署)
・10月分給与支払要求、支払わなければ労働基準法39条違反に該当する
・しつこい連絡は警察に被害届を出す
多少誇張して書いたところもあるが、正当なことを書いたに過ぎない。これに対して会社側の返信は
・仰ることは事実 ← 自分の非を認めている?
・民事でも刑事でも労基でも争うのであれば弊社も争う ← 根本的に理解していない
・弊社の主張が法治国家に反しているのであれば裁きを受ける ← 主張じゃなくてそもそも違反でしょ
・次男しか判らないこと〜ことあれば意見です ← 日本語の意味が判らない
・経営者は会社法で守られている ← 会社法を理解していない
・一常識人として話し合いを求めます ← お前に言われたくない(笑)
支離滅裂としか思えない内容で、これはたぶん正直強がって書いているけど間違いなく焦っている。案の定、社長自身からの連絡は翌日以降途絶えた。頭は悪いけどバカでは無かったようだが、次男が退職しますと宣告した後、連絡を入れる毎に会社側の要求?言い分?がコロコロ変わるのにはあきれた。
・親と話をしたい、直接自宅へ伺う、勤め先を調べる ← 親に何を云うつもりなんだろう?
・親の教育に泥を塗る ← 塗ったのはアンタ自身だろう?
・人に迷惑を掛ける事は必ず自分に帰ってきます ← 自分の事を云っている(笑)
・お客様(取引先)に真実の説明をしたく連絡を取りたい ← 真実は自分の法令違反だろ
・私情ですが家族を守るためなので ← 事業主が社員を守らず何抜かす?
・貴方(次男)の言い分は分かるが建設的な話がしたい ← 親が聞く耳を持たないから?
・(そして最後が)非常識は別れ方でなく話し合いを求めます ← 非常識はアンタだろう?
事業主の文面とは思えない、何ともみっともない文面だが、最初は2人を何とか説得し引き戻そうとしているのか、そのうち即日退職で現場(次男達)に丸投げだった事が分からず困惑し教えて欲しいのか、おそらくその程度だろう。万が一
‘まともな争い’
になったところで、労働者側が不利になることはないから構わないが、とオレが考えても仕方ないがやはり親、自分の子供を守ることだけは事実だ。
あとは10日に10月分の給与が振り込まれれば「金の切れ目が縁の切れ目」となる訳だが、どうなるか少し楽しみだ。...とオレが楽しんでも仕方ない。(笑)
今後は次男が次の仕事を早く見つけることを願うばかりだが、これはこれで彼の性格からして少々難儀かも知れない、まぁしばらくのガマンだろう。
週末は全日本最終戦で鈴鹿へ。
いつもと同様に金曜の夜出発し土曜日朝にサーキット入り、仕事を終えた後に津まで移動してきた長男と夜に合流し日曜日のレースを見届けて深夜帰宅は去年と同じ。
原田さんはレース1、レース2とも完走こそしたものの満足のいくレースにはならなかった。昨年と異なる仕様を生かし切っていないと云うこともあるようだが、マシンに不具合が生じて予選までまともに走れなかったらしく、岡山での黒川さんと似たような心境だったのかもしれない。
今シーズンはマシンの問題に翻弄され続ける1年になってしまったと思う。特にレース2は赤旗中断があったことも影響したのかガクッとタイムが落ちてしまい、ゴール後は肩で息をするほど疲労困憊していたのには少し驚いた。
シロウト目線でしかないが、幾らメンテをしてもマシンそのものの疲労は避けられない事実と云うことは黒川さんの件でも同じだった。原田さん自身も歳を重ね、衰えが迫る現実は否めないだろう。
来年は新型ZX-10Rがリリースされる。色々聞いていると新型と云っても中身は‘ビッグ・マイナーチェンジ’らしいが、そのマシンを用いるのか現行(と云っても今のマシンではそろそろ限界だろうが。)で行くのか、それ以前に来年も全日本にエントリーするのかを含め、原田さん自身の結論を待つしかない。
そんなこんな1シーズンが終わってしまったが、今年1年も良いシーズンを過ごさせてもらったのは原田さん(+黒川さん)のおかげだったことは間違いない。心から感謝です。
|