今年も先週末の土日に鈴鹿2&4を観に行ってきた。
片道約430kmの移動がだんだん苦にならなくなって来ているのは気のせいか? ただ、どうしても途中で眠くなる。(笑)
鈴鹿での全日本観戦は昨秋まで3回連続で雨に祟られたけど、今回は好天に恵まれた。ただ、夜は思いの外寒くなったけど。
2週間前の第1戦(もてぎ)を観に行ったときにも思ったけど、昨秋の最終戦を観に行ったときは、ちょっとムチャしたなぁ...と改めて思った。帰途はけっこう片眼で運転していたもんなぁ...。今考えるとちょっと怖い...。(苦笑)
今年の2&4は去年より観客が多かった気がしたけど、たぶん併催されていたEnjoy
Hondaのせいじゃないかと。地元のディーラーでチケット配布でもしたのかな?(思いっきり推測)...って云う感じの家族連れが多かったし。
観客が多いのは良いんだけど、その一方で去年以上に2輪(JSB1000)がまるで4輪(Super
Formula)の前座扱いに見えたのは残念だった。ピットは大半が4輪で埋め尽くされて2輪でまともに割り当てられたのはトップ・ライダーだけだったし、決勝レース前の国家静聴(かな?)だって4輪のスタート前じゃなく2輪のスタート前にやるべきだろ?
決勝レースそのものも、それぞれの事情がきっとあるんだろうけど、JSBは15周で35分足らず、S・フォーミュラは1時間30分ほどで、単純に比べても2.5倍以上観戦を楽しめる。
S・フォーミュラの決勝を観ながら、ふと「以前開催されていた「鈴鹿300km」が開催されなくなったんだし事実上の8耐前哨戦になるのなら、JSBも300kmとは云わずとも200km位のレースだったらおもしろいかもなぁ...とか思った。200kmならおよそ35周のレースとなり、今の2.3倍ほどで時間に換算するとS・フォーミュラより少し短い1時間20分前後くらいか?
そう云えば菅生は今年「100マイル セミ耐久」、160km=48周ほどの周回は例年の鈴鹿の2.3倍強、時間にすると1時間15分〜程度になる計算だ。
肝心の決勝レース、JSB1000クラスは応援するライダーが次々と転倒してしまう展開に。オレって疫病神なのかなぁ?
原田選手は予選走行開始早々、自分が写真を撮り始めた目の前(2コーナー)でハイサイド、アスファルトの路面に身体を叩きつけられた後、自分では動けなかったため担架でコース外へ運ばれる姿を目の当たりにして一瞬血の気が引いた。後になって知ったけど左手の指を2本骨折してしまったらしい。「え?指なの?」って思ったけど、マシンが振られたときに指をハンドルに絡めてしまったのだろうか?
日曜の朝フリー、ピットウォークに原田選手の姿があったので少し安心したけど、「完走できるかちょっとわかりません...。」と話してて、やっぱりあの手(おそらく身体も全身打撲だろう)では無理があったのか、決勝もシケインで転倒、これで2戦連続リタイアとなってしまったのはホントに残念だった。
今年は、2&4と8耐(と世界耐久にスポット参戦)しか走る姿を観ることができない出口選手、相変わらず本人の気持ちにマシンが追いついていない感じで、予選はセッティング出しでまともに責めきらないうちに終了、タンクを叩いて悔しがっていた姿が印象的だった。
決勝も、最終ラップのシケインで転倒・リタイア。どうやらかなり無理してシケインに突っ込んだ結果みたいだけど、優勝した宇宙人は最終ラップにそのシケインで「ワザと」スライディング(進入ドリフト?)する余裕があるのとは対照的だと思った。
鶴田監督とトリ・スタのスタッフの皆さんには、もう少し頑張って「攻められる」マシンを作って欲しいと思う。
スーパー・フォーミュラは今年は300kmのレース、今までより確か15Lap多い51Lapのレースだったけど、チームやドライバーによって給油のタイミング等の駆け引きもあってなかなかおもしろかった。JSBの決勝が、ペースカーが入った(初めてとか。)のもあって実質10周の超スプリント・レースになってしまったから、余計にそう感じたのかもしれない。
第1戦もてぎの決勝日が(雨と寒空のせいもあると思うけど)観客数6,000人(ちなみに昨年は7,000人)、第2戦鈴鹿2&4が29,000人(昨年は28,000人)、この差が、2輪のみの開催と4輪併催の人気の差なんだろうなぁ。29,000人だって「大観衆」にはほど遠い数字だろうけど。
正直なところ、興行としてのレースがワンパターン化している気がする。新鮮味がないと云うか、ワンパターンでワクワク感が沸いてこない感じ、みたいなところか。開催(主催)側に課題があるんじゃないかな?って思うのは自分だけだろうか。
と勝手な事を云いつつ、次戦は6月末の筑波、どうして今年は5月の開催じゃないんだろう?梅雨時の開催になるけど雨が降らなければ良いな、特に決勝レースは。
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