CB400SuperFour Hyper-VTEC SPECU

 

 

 

CB400SuperFourの歴史は、1991年まで遡ります。(知らなかった...。(^^;

 

1991年、ホンダは‘新しい時代に相応しいホンダのネイキッド・ロードスポーツ・モデルはどうあるべきか’と云う次の時代を見据えたテーマを掲げ、‘PROJECT BIG-1’と云う開発コンセプトのもとに、次世代大型ネイキッド・バイクの開発に着手。

 

  ・水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒エンジンを搭載していること

  ・その体躯はあくまでもセクシー&ワイルドであること

  ・走る者の心を魅了する感動性能を有すること
 

このコンセプトを具現化したモデル、「CB1000 SuperFour」を第29回東京モーターショーに参考出品すると、翌1992年4月にそのコンセプトを引き継いだCB400 SuperFourが発売され、空前の大ヒット・モデルとなりました。

以降、2度のフルモデル・チェンジと10回以上のマイナー・チェンジを重ね、現在も進化し続けながら販売が継続されているロングセラー・モデルです。(2010年3月現在)

 

 

 

[ 歴代CB400SF 性能諸元表 ]

 

 

 

[ 第一世代 NC31:1992年 4月〜1992年 2月

[ 第二世代 NC39:1992年 2月〜2007年12月

[ 第三世代 NC42:2007年12月 〜現在 ]

 

 

  [ 第一世代:NC31

 

1992年 4月23日:

初代CB400 SuperFour発売開始

 

1991年の第29回東京モーターショーに参考出品され大好評を得た「CB1000SuperFour」の400cc版として、普通二輪免許で乗れるように開発されたモデルとして発売。

 

 

メーカー希望小売価格:

(ソリッドカラー)

:\589,000

 

 

(ツートンカラー)

:\599,000

 

(速度警告灯装備車は\10,000高)

 

 

1994年 2月21日:

マイナーチェンジ

 

・ピストン頭部形状変更による燃焼室系除運変更

・点火タイミングの見直し・マフラー内部構造変更による排気効率向上

・「CB400」立体エンブレムの採用、燃料計の追加、およびメーター・デザイン変更

・前後ウィンカー兼用ハザード・ランプの追加

 

 

メーカー希望小売価格:

(ソリッドカラー)

:\589,000

 

 

(ツートンカラー)

:\599,000

 

 

1994年 2月21日:

マイナーチェンジ

 

 

・新色(モーリタニア・バイオレッド)の追加

 

 

メーカー希望小売価格:

(ソリッドカラー(追加色))

:\589,000

 

 

1995年 2月20日:

マイナーチェンジ

Version R

 

・エンジン外観の変更(ヘッドカバー大型化、シリンダ下部冷却フィン追加等)

・‘バージョンR’の追加

  ビキニ・カウルおよび6分割マルチ・リフレクタ角型ヘッドライトの採用

  PGM-IG(電子制御点火装置)の採用

  バルブリフト・タイミングの見直し

  キャブレター、エアファンネル長等の吸気系変更

  ダウンチューブにクロス・パイプを追加

  軽量アルミ・サイレンサーの採用

 

 

メーカー希望小売価格:

(CB400 SuperFour)

:\589,000

 

 

(CB400 SuperFour バージョンR)

:\609,000

 

 

1995年 7月--日:

マイナーチェンジ

 

 

・新色(スターライト・シルバー)追加

 

 

メーカー希望小売価格:

(CB400 SuperFour)

:\589,000

 

 

(CB400 SuperFour バージョンR)

:\609,000

 

 

1996年 2月21日:

マイナーチェンジ

Version S

 

・‘バージョンS’の追加

  バージョンRのパワーユニットを採用

  フロント・ブレーキにフローティング・ディスクおよび対向4ポット・キャリパーを採用

  ゴールド・チェーンの採用

  CB400 SuperFourと同様の、丸めヘッドライトおよび3眼メーターを採用

 

 

メーカー希望小売価格:

(CB400 SuperFour)

:\589,000

 

 

(CB400 SuperFour バージョンS)

:\599,000

 

 

1996年11月20日:

マイナーチェンジ

 

・シートカウルの形状変更

・フロント・ブレーキにブレンボ車製異径4ポット対向ピストン・キャリパーを採用(バージョンS)

 

 

メーカー希望小売価格:

(CB400 SuperFour)

:\589,000

 

 

(CB400 SuperFour バージョンS)

:\599,000

 

 

1998年 6月19日:

マイナーチェンジ

Version S

 50thAnniversary Model

 

・バージョンSに「50thアニバーサリー・スペシャル・モデル」を設定(限定500台)

F-1/RA272を彷彿させるクラシカル・ホワイトを基調とし、深紅の2本ストライプを施したカラーリングと、専用の赤エンブレムを採用

マグテック・ゴールドホイールの採用

リア・サスペンションに赤のスプリングを採用

シート表面にカーボン繊布調パターンを採用

 

 

メーカー希望小売価格:

(CB400 SuperFour)

:\589,000

 

 

(CB400 SuperFour バージョンSアニバーサリー・スペシャル)

:\599,000

 

 

 [ 第二世代:NC39

 

1999年 2月22日:

フルモデル・チェンジ

 

・新開発「HYPER VTEC」エンジンの採用

・新設計ダブルクレードル・フレームの採用

・エキゾースト・エアインジェクションシステム(二次空気導入装置)採用による、新排出ガス規制への適合

・2ピース・タイプのフロントフォーク・ボトムケースの採用

・ラジアルタイヤの採用

・6kgの軽量化

 

 

メーカー希望小売価格:

(単色)

:\609,000

 

 

(ストライプ・パターン)

:\619,000

 

 

2000年 1月31日:

マイナーチェンジ

 

・新色(キャンディフェニックスブルー、イタリアンレッド)の追加

・リア・サスペンションのスプリング色変更(赤)

 

 

メーカー希望小売価格:

(単色)

:\609,000

 

 

(ストライプ・パターン)

:\619,000

 

 

2001年 1月22日:

マイナーチェンジ

 

・カラーオーダー・プランの追加

  燃料タンク、フロント・フェンダー、リア・フェンダー セットのカラー(全7色)

  前/後ホイール セットのカラー(全3色)タリアンレッド)の追加

 

 

メーカー希望小売価格:

(単色)

:\609,000

 

 

(ストライプ・パターン標準色)

:\619,000

   

(カラーオーダー・プラン)

:\639,000

 

 

2002年 1月30日:

マイナーチェンジ ※自分が乗っていたCB400 SuperFourはこのモデル(シルバー)※

 

・Hyper VTEC SpecUエンジンの採用による中速域でのパワー向上

  吸排気システムの変更による2→4バルブ切り替え時の体感性の向上

  H・I・S・S(Honda Intelligent Security System)の採用

  二眼タイプ電気式スピード&タコ・メーターのデザインを一新

  フロント・サスペンションにピッチング・ガードを追加

  18パターンのカラーオーダー・プランを採用

 

 

メーカー希望小売価格:

(スタンダード・タイプ)

:\629,000

 

 

(カラーオーダー・プラン)

:\649,000

 

 

2002年 1月30日:

マイナーチェンジ

 

・新色(キャンディブレイジングレッドを基調とするツートーン・カラー)追加

・カラーオーダー・プランの

 

 

メーカー希望小売価格:

(スタンダード・タイプ)

:\629,000

 

 

(ツートーン・タイプ)

:\649,000

   

(カラーオーダー・プラン)

:\649,000

 

 

2003年12月19日:

マイナーチェンジ

 

・Hyper VTEC SpecVエンジンの採用

・排気系の見直しによる国内第三次騒音規制への適合化

・シート形状の見直し

・マルチリフレクター・ヘッドランプの採用

・シートカウルの形状変更およびLEDテールランプの採用

・カラーオーダー・プランの拡大

 

 

メーカー希望小売価格:

(スタンダード・タイプ)

:\629,000

 

 

(ツートーン・タイプ)

:\649,000

   

(カラーオーダー・プラン)

:\649,000

 

 

2005年 3月18日:

マイナーチェンジ

CB400 Super Bol'dor

 

・ハーフカウルを新たに装備したCB400 Super Bol'dorモデルの追加

・Hyper VTEC SpecVエンジンの採用

・ツートーン・カラータイプ(キャンディブレイジングレッド)の追加

・フロント・フォークにプリロード・アジャスターを採用

・シート・クッションに高密度ウレタンを採用

 

 

メーカー希望小売価格:

CB400 SuperFour

   

(ソリッドタイプ、ストライプタイプ)

:\630,000

 

 

(ツートーン・タイプ)

:\650,000

   

(カラーオーダー・プラン)

:\650,000

    CB400 Super Bol'dor  
   

(ソリッドタイプ、ストライプタイプ)

:\700,000

   

(ツートーン・タイプ)

:\720,000

 

 

2005年 3月18日:

マイナーチェンジ

CB400 Super Bol'dor

 

・イグニッション・コイルの大型化

・ウィンカー・レンズのスモーク・クリアレンズの採用

・ツートーンカラー・タイプ(パールヘロン・ブルー)の追加

・ソリッド・カラーに新色(デジタルシルバーメタリック)の追加

 

 

メーカー希望小売価格:

CB400 SuperFour

   

(ソリッドタイプ、ストライプタイプ)

:\661,500

 

 

(ツートーン・タイプ)

:\682,500

   

(カラーオーダー・プラン)

:\682,500

    CB400 Super Bol'dor  
   

(ソリッドタイプ、ストライプタイプ)

:\735,000

   

(ツートーン・タイプ)

:\756,000

 

 

 [ 第三世代:NC42

 

2007年12月18日:

フルモデル・チェンジ

CB400 Super Four

 

・Hyper VTEC Revoエンジンの搭載

・電子制御燃料噴射システム(PGM-FI)の採用

・Combined ABS(前後輪連動ブレーキシステム(CBS)+アンチロック・ブレーキシステム(ABS))の採用

・フレームおよびスイングアーム細部の見直しによる合成バランスの適正化

・サイレンサーの容量増加による静粛性向上

 

 

メーカー希望小売価格:

CB400 SuperFour(<>内はABSモデル)

   

(ソリッドタイプ)

:\719,250 <\792,750>

 

 

(ツートーン・タイプ)

:\750,750 <\824,250>

   

(カラーオーダー・プラン)

:\740,250 <\813,750>

    CB400 Super Bol'dor  
   

(ソリッドタイプ、ストライプタイプ)

:\792,750 <\866,250>

   

(ツートーン・タイプ)

:\824,250 <\897,750>

 

 

2008年10月30日:

 

特別仕様の「CB400 SUPER FOUR」「CB400 SUPER BOL D'OR(ボルドール)」を限定発売

2008年12月12日:

 

「CB400 SUPER FOUR」と「CB400 SUPER BOL D'OR(ボルドール)」のカラーリングを変更し発売

2010年 2月 9日:

 

特別なカラーリングを施した「CB400 SUPER FOUR」「CB400 SUPER BOL D'OR(ボルドール)」を限定発売

2011年 1月28日:

 

「CB400」シリーズのカラーリングを変更するとともに、専用装備の「Special Edition」を2タイプ設定し発売

2011年12月20日:

 

「CB400 SUPER FOUR」と「CB400 SUPER BOL D'OR(ボルドール)」のカラーリングを変更し発売

特別仕様の「CB400 SUPER FOUR」「CB400 SUPER BOL D'OR(ボルドール)」を受注期間限定で発売

2012年 9月28日:

 

「CB400シリーズ」に誕生20周年記念車を追加し発売

 

 

 

  [所感等]

 

排ガス規制対策などでPGM-FI(インジェクション化)が採用される等、動力系を中心に大きな変更が施され、新たに ‘NC42’ と云う形式名が採用された現在のCB400 SuperFour。

この2度目のフルモデル・チェンジ以降は、カラーリング変更・特別色限定追加等のみの変更にとどまっており、NC31(初代)やNC39(第二世代)の頃のような、性能向上等の変更やマイナーチェンジは ほとんど行われていません。

また、CB400 SuperFourは、生粋のネイキッド・モデルとして大成功を収めベストセラーモデルとして、発売から20年を超えた現在も販売が継続されていますが、「ネイキッド・バイク」と云うモデル(ジャンル)そのものの影が薄れてしまったのかもしれません。

 

私が購入した ‘Hyper-VTEC SpecU’ モデルは、新車価格が当時\629,000でしたが、そのモデルの約4年落ちの中古車を\40万強で購入しました。

第三世代(NC42)モデルの当初発売価格は、初期型よりも\130,000以上も高額となってしまいました。装備の充実化、排ガス規制対策によるインジェクション化や排気系の改良等、ある程度の価格高騰はやむを得ずとしても、これだけ高価になってくると、今のCB400 SuperFourに価格相応の魅力があるかとは思えないのが実感です。

 

最近は、4気筒マルチエンジンを搭載した大柄で高価なオートバイは好まれなくなり、軽量コンパクトで取り回しも良く価格も抑えられたツイン・エンジンを搭載した車種が数多く発売されるようになりました 。これも時代の流れなのでしょうか...?

 

 

 

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